10/08/08 死ぬ前にもう一度、君に逢いたい(4)

K君へ

私がまだ高校2年生のころ、
あなたの大きなバイクの後ろに乗って、ふたりで毎晩走ったね。

この町を出たこともほとんどなかったから、
ひと晩中走って、あの朝日が昇る海を見たとき、私は本当に涙がこぼれた。
年上で、大人で、私の知らないものをたくさん知っているあなたは、
まるで宇宙人みたいだった!
あなたとの出会いは、私の中できっと大きすぎたのかもしれない。
友達は皆反対していたし、お母さんにはいつも怒られていたけれど、
あなたと一緒にいることが、あのころの私にとっては何よりも大事なことでした。

今ではどこで何をしているのかもわからないけれど、
きっとどこかで自由に暮らしているんでしょうね。

大人になった私ならきっと、「遊んでばかりのダメ男!」って思うかもしれない。
それでも、もう一度あなたに会いたいと思うんだ。
もう一度、今の小さな世界から引きずり出してほしい。
楽しいことばかりを選ぶあなたが、ちょっと嫌いで、ちょっとうらやましかったよ。

今、もう一度会えたら、私を見てあなたは何て言うかな。
あいかわらず、面白くない女だなって笑うかな。
お金貸してくれ、なんて言ったらはり倒してやる(笑)
このままこの小さな町で、仕事をして、結婚して、子供も産むかもしれないな。
そしていつか死んでしまう時まできっと私は私のまま、変わらないと思う。
それまでにもう一度だけ、あの広い広い世界をあなたと一緒に見てみたいです。
そうだ、いっそ2人で宇宙旅行にでも行きませんか?
あなたと一緒なら、きっと楽しい旅になると思います。

           1974年生まれ、青森のY子より



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