08/06/21 陽子.Mへ

もう12年も前、僕は君に恋をした。
告白して、すごい条件付けられたね。
「私より身長が高くなる努力をすること」…
結局それはできなかったと思うけど。

君に会いたくて、学校に誰よりも早く行った。
朝の部活の前、違うクラスだった君は、
僕がいるとわかると僕のクラスまで来ていろんな話をした。
廊下を通る足音が聞こえると、誰が来たかあてっこした。

休み時間になると、僕は友達と話しながら、
教室から廊下を見てた。君が通るのを待ってたんだ。
通った瞬間手を振る。君も手を振る。
どんな些細なこともうれしくて、いつも見てた。

ある雨の日、君の家の近くで2時間も引き留めて、
なかなか言い出せなかったけれど、初めてのキスをした。
リップの香りで、甘酸っぱいなんてのが本当だとわかったんだ。

本当に大好きで、大好きで。
少しでも一緒に居たくて。

クリスマスイブには、手編みのマフラーをくれた。
うれしくて、毎日していった。卒業までは…

卒業して、僕らは離れ離れになった。
東京と京都。次に会えたのは夏休み。
それから僕らは、夜の2時に待ち合わせをするようになった。
あのバイクしか通れないような狭い線路の下で。
デートはもっぱらあの公園。
ベンチに座って、朝日が昇るまでのデート。
どんなに雨が降っていても、どんなに寒くても、
僕らは寄り添って、星の数ほどのキスをして、
抱きしめあって。
時にはひとつの缶コーヒーで温まったり。

本当に大好きだったよ。あの日、僕の馬鹿な行為が
二人を永遠に分つまでは・・・

きっと君は、今はもう僕の知らない人と幸せになってる。
ただ、今ならちゃんと言えるんだ。

「ありがとう」って。

本当は一日だって忘れたことがない。
思い出さない日はない。君との恋の物語。

君のつけていた香水。
君を思い出すたび、脳裏にほのかに香るのは・・・
石鹸の香水


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