07/10/25 中学の頃の同級生Sさんへ

幼稚園・小学校と同じところへ通っていたこともあって、中学に入学して、同じクラスになってすぐ仲良くなりましたね
初めて中学の教室に入った日 出席番号順に席に着いた時、隣同士で 周りには知らない人も大勢いる中、お互い、隣に同じ学校出身者がいたことにほっとして「よかったー」って話し合ったのを今でも覚えています
席替えがあっても、近くの席になることが続き、毎日のように色々話した記憶があります
部活も、同じ体育館を使う部活だったため、体育館使用の予定表を渡しあったりしましたね
毎日あなたと話すのが楽しくて それのために学校に行ってるような気さえしたものです
あまりにも毎日一緒に話しているため、周りが色々噂していたことも知っていました
だけど、それはさほど気にもなりませんでした 毎日一緒に話するのが楽しかったから
そりゃぁ 茶化されたりして、少しむっときたことくらいはありましたが^^;

ですが 中学二年の時 夏休みが終わり、二学期が始まった頃から、何かが変わりはじめました
毎日のように一緒に話していたのに、なぜかお互いほとんど話しをしなくなって
思い出そうとしてもどちらからだったかとかは、どうやっても詳しく思い出せないのですが
話しかけられることが無くなって 会話が無くなって そうなると、自分から話しかけることも出来なくなっていって
どうやって話したらいいのか分からなくなっていって
そのうち、あなたに素直に接することが出来なくなっていってしまいました
1ヶ月経ち 2ヶ月経ち・・
二学期も半ばを過ぎた頃あたりから、あなたは何度か話しかけてきてくれてました
けれど、素直に反応することが出来ず、いつもぶっきらぼうに返事を返していましたね…
本当は、以前のように一緒に話がしたいのに
結局一言もうまく話せないまま、毎日が過ぎていきました

そんな感じのまま時間が過ぎて、二学期も終わりに近づいた頃
たまたまお互いの部活で、学校の周りをランニングしていた時のことです
前方にあなたのクラブの団体が見えました あなたの後姿も見えます
僕は、どうしていいか分からず、ペースを抑え、決して追い抜かないように少し後ろをゆっくり走っていました
だけども、もう少しでラスト一周というところにきたとき、このままじゃどうしようもないと思い あなたの隣を走りぬけようと、意を決して速度を上げました
もう少し 追い抜きざまにあの角を曲がれば、そのまま走り去っていける そう思って、その角の目前にきたとき
丁度あなたのクラブの団体の、すぐ隣を走りぬけようとしていたとき
あなたから
「あ、○○」と、呼びかけられました
いきなり声をかけられ、もうどうしていいか焦ってしまった僕は
そのまま勢いで角を曲がり、駆け去ってしまいました
後ろから、あなたのクラブの部員達が笑う声が聞こえ、僕は何をしたんだと思い…早く一周走り終えて、あなたに声をかけようと、必死でランニングを終らせて門に戻った時には
あなたのクラブの一団は、一周少なくランニングを終え、すでにいなくなっていました

次の日も その次の日も 結局あなたと話すことが出来ずに
無視したことを謝らなきゃ 謝らなきゃと思いつつ、上手く話せないまま中学を卒業
その後何度か道端で見かけたけれども声をかけれず
そのうちに、どこかですれ違うなんていうこともなくなっていきました
今でも一言謝りたくて あの時ごめんなさいって、謝りたくて
まだ時折胸を締め付けられるような気持ちになります
もう10数年も前の、片思いで いつまで心に引きずるんだと笑われそうですが
一言だけ謝りたいです
ごめんなさい


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