06/10/10 大好きだった野球部のY君へ

中学を卒業してから20年近くなろうかとしてるのに、未だに心の隅にあなたのことが引っ掛かっています・・
私は結婚して子供もいるのに、今でも夢にまで見るY君。いつかまた会うことがあったら・・って、微かな希望を持ちながら・・

あなたに出会ったのは中学2年生の時、同じクラスになったけれど初めは話す事もなくてただのクラスメイトの一人でした。
それがどんなことがきっかけで・・っていうのもなく、気がついたらY君のこと好きになってました。
それからはとにかく振り向いてもらいたい一心で、当時流行っていたおまじないをしてみたり、あなたの住む町の夏祭りに
偶然を装って出かけていったり・・ホントに一生懸命恋してました。
今思えばあの頃が一番青春してたし、忘れられない思い出。

しばらくして思いが通じたのか?!私の思い過ごしだったのか・・
クラスで噂が立つようになって、聞こえてくる話に悪い気はしなかった。
なんだかあなたも思ってくれてる??ような素振りがあなたの友達を伝ってきました。
廊下ですれ違うとあなたの友達があなたを押して私にぶつかってきたり・・
私がいる所に「お〜いY!!ここにいる(私)ぞ〜!!」ってひやかしてきたり・・

それが3学期の席替えで班はちがうけどあなたも私の班も7人、二人がけの席で一人ずつ余る!
「お前ら隣同士に座れよ〜〜!!」
まんまとはめられて隣の席に座ることに・・
息をするのも怖いくらいの緊張と大好きなY君の隣の席、すごくドキドキしてたのを覚えています。

毎日ホントに楽しかったなぁ・・
恥ずかしくて口に出して「好き」って言えない代わりに、あなたが欠席した時はノートを取って机に入れておいたり・・
今日はこんな事話せた〜って些細な事も嬉しくて、いつも笑ってました。
けどそんな幸せな時間もそう長くはなかった。

中3のクラス替えであなたとは隣のクラスに分かれてしまった・・
新しいクラスに机を運び出す時に泣き出した私に「泣くなって!!」って言ってくれたあの言葉がY君と話した最後の言葉でした。
朝の掃除の時にすぐ横の廊下をお互いに拭いているのに話しかける事も話しかけてもらう事もなかった・・
昨日までは笑って話す事が出来てたのに、すご〜く辛かった。悲しかった。
それから卒業までの1年間、あなたのクラスから聞こえてくる噂話に一喜一憂してました。
体育祭で応援団長になったあなたは目立つ存在となり、後輩達からも人気の的・・
私の手の届かない存在になってしまうようで寂しかった・・

もう十分に気持ちは気付かれてるはず・・
なんでちゃんと「好き」って言えなかったんだろう。
卒業のサイン帳も書いてもらいたかったのに渡す事も出来なかった・・

高校も別々に進学して、唯一の手掛かりはあなたと同じ学校に進学した私の友達にあなたの事を聞く事・・
ラグビー部に入ったって。
一度だけ朝登校途中の踏み切りで偶然会えてから、毎日その時間に合わせてそこを通ったり・・
忘れる事が出来なくて、出来る限り最大限に必死でした。
あなたが部活で骨折して入院してからマネージャーの女の子と付き合うようになったって話を聞くまでは・・

今どこに住んでいるのか、元気にしていますか?!
仕事は何をしているのですか?当時調理師になりたいって言ってた夢は叶いましたか?
結婚してるのかな?お子さんはいるのかな?

すご〜くすご〜く気になります。

どこかで見かけるだけでもいいです。
また会う事が出来たらあの時の気持ちを伝えたい。あなたの気持ちを聞きたい・・
そうしたら心の隅に引っ掛かっている思いがなくなると思うから。
ちゃ〜んと蓋をして「いい思い出」に出来そうだから。

-なんてなかなかハードルの高い夢を持ちながら明日からも生きていきます。
またY君に会う事ができますように・・・

Nより


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