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05/05/22 忘れられない時をくれた君へ。 高2の春。 あたしの好きな人には彼女がいた。 その人を忘れるために恋をした。 それが彼とのはじまりだった。 あたしは今までの付き合った最長記録が一週間とかだったから、 長く付き合えて、すんごく仲良くなれる人を探していた。 共通の友達がいることくらいしか接点がないあたしたち。 恥ずかしくて死にそうになりながら、アドレスを聞きに行った。 そしてその日から彼とのメールが始まった。 そっけないメールばっかり、あたしへの質問もなし。 明らかにあたしに気がないってわかった。 それでもなぜか好きになってしまった。 アドレスを聞いてから一ヶ月弱。 気付けばあたしは彼にメールで告白していた。 返事がこなくて泣きそうだった。 そしたら夜中に 「明日返事するから朝ちょっと早く学校に来て」 というメールが来た。 メールで告白したあたしに、直で返事してくれる彼の切実さを更に好きになってしまった。 でも結局返事は「no」 けれど理由は「全然しゃべったこととかないから」 もっともな理由だと思った。 この告白で、彼の良い所をいっぱい知ったあたしは更に彼が好きになって、 もっとこの恋をかなえるために頑張ろうと思った。 7月。彼の地元で花火大会があった。 あたしは思い切って誘ってみた。 あたしは浴衣。 でも、実際花火大会の日まで全くしゃべったことがなかった。 あたは人見知りで話しべた。 彼も男友達とははっちゃけてるくせに、女の子とはしゃべらない人だった。 そんなあたし達は初めのうちはかみ合ってなくて、 人ごみのなか、苦労したことをよく覚えているよ。 でも、二人で花火のムービーを食べたり、 カキ氷を食べてるうちに結構しゃべれてきて、 「今、人生のなかで一番幸せかも」とか思ってた。 帰り道も、「ゴミもとうか?」って聞いてくれたり、 駅まで送ってくれたり、まさに死ぬほど幸せでした。 この花火大会から三ヶ月。 特別厳しいバレー部に入っていたあたしは忙しく、 彼とは全く遊べなかった。 けれど彼のことが大好きで、だめもとで告白。 今度はあたしが彼を呼び出した。 なんと返事は「ok」まあ「断る理由ないし」って言われたけど。 絶対振られると思ってたからびっくりして、それから何をしゃべっていいかわからなかった。 ほとんど遊ぶ事もなく一ヶ月。 「彼はあたしのこと好きじゃないのかも」とかも思ったけど、 月日が距離を縮めてくれると思ったし、 付き合う前よりはメールとかくれるようになったから、 あたしは安心してしまっていたの。 一ヶ月記念日のその日、あたしはメールでおわらされてしまった。 納得いかなくて電話したけど、彼はあたしが泣いてるの知っても 「ごめん」としか言わなかった。 そうやってあたし達は終わった。 それからは忘れるために他の人を見たけど好きになれなかった。 それで彼への気持ちが大きいことにやっと気付いたの。 あたしはもう一度彼に近づこうとしたけど、拒否されて、 もうあたしたちに未来はなくなってしまった。 拒否されても、こんなに時間がたった今でもあなたのことが好きです。 あたしはあなたとの思い出は忘れない。 できればあなたにも忘れてほしくない。 一年に一度でいい。あなたの街で打ち上げ花火があがれば、あたしのことを思い出してほしい。 あなたから声をかけてくれる日を待ってます。 このメッセージはあなたのことを忘れられないあの人が書いたものかも知れません。 返事を書いてみませんか。 こちらからどうぞ |