05/05/02 バスケが好きなＭくんへ

あなたは今どう過ごしていますか？
時間という時間はそんなに経ってはいません。
でもあなたのことが凄く懐かしく思います。

私が中１であなたは中３。私がテニス部であなたはバスケ部。
私は外からあなたが、隣の体育館の中でバスケをしているところを見ていた。
といっても、まともに見たことはなかったけどね。
あなたはたまにドアのところに立って、外を見たり、
水分補給に水道のところに来たり。
私はあなたの姿が見えるたびに、変に興奮していた。
いやらしい意味のではなく、恥ずかしいとか嬉しいといった意味でので。。。
私はあなたの素敵にキラキラしている目や、笑顔や、バスケをしている姿に恋をした。

ある日の夜、寝ようとベッドに入ろうとした時、
突然ケータイのメール着信音が鳴った。
みると、あなたからだった。本当にビックリしたよ。
まさか、あなたからメールが来てメール交換をするなんて思っても居なかった事だから。

あなたはバンドを組んでいたね。
夏休みにＬＩＶＥがあると言うことで、友達と一緒に行ったんだ。
あなたが歌ってた。上手だった。
ＬＩＶＥなんて初めてで、凄いの一言だけだったなぁ。
それから、ＬＩＶＥがあるというと毎回行ってたよ。
あなたが卒業するまでＬＩＶＥをしたやつには
全て行ったよ★１回も欠かしてないんだよ。
風邪を引いても行った。

冬がきて、学校のベランダには雪が積もって、
本当は出てはいけない季節と時間なのに、あなたの姿を見るために
毎日、毎時間、休み時間になると
ベランダに急いだ。
ベランダに出ると、あなたがいた。
あなたは２階で私は３階。
下から雪玉を投げてきたりしたよね。
怖かった！でも嬉しかった。凄く親しめた感じがしたから。

２月１３日。バレンタイン前日。
１４日は学年でスキー教室があり、チョコを渡せないから、１３日に渡すしかなかった。
私は一生懸命作った。想いを込めて。。。
１３日の放課後自転車小屋のところに来るように
前の日にメールしといたから
緊張しながらも、その場に行って待ってたけど、あなたは来なくて。。。
帰りのバス時間になってしまった。
バスに乗り込んでも、外にあなたがいないか探した。
けどあなたの姿は無かった。
バスの中で悔しさと、悲しさと自分への怒りで涙が止まらなかった。
あとで聞くと、あなたのケータイが止まってると聞いた。
１５日にあなたの妹に渡してもらったよね。
とりあえず渡せて良かった。

２月２４日。あなたの誕生日。
前もってメールで誕生日に何が欲しいか聞くと、
ショートケーキを作って欲しいと頼まれたから、
作ったよ。一生懸命に。
ホントはテストの日だったんだけどね。
勉強しなきゃなんだけど、あなたのために作ったんだ。
２４日の放課後、役場で、友達と一緒にあなたが来るのを待った。
役場にあなたが入ってきて、「誕生日おめでとう。」って言ってケーキを渡したよ。
私は恥ずかしくて外にでて、友達としゃべってたら、
あなたが来て、遠くからだったけど「おいしかったなりよ〜」って言ってピースしてくれたんだよね。
渡して速攻で食べてくれて、しかもおいしかったって言ってくれて本当にうれしかった。

３月１３日。卒業式。
この日で、あなたともお別れの日。
私はこの日がくるのが本当につらく、来て欲しくなかった。
卒業式が始まり、送辞。。。答辞。。。。
生徒会長が３年間の想いとか感謝の気持ちとか読み上げた。。。
私はずっと遠くの後から最後のあなたの姿を見ていた。
だからあなたがその時泣いてるのがわかった。
肩をヒクヒクさせて泣いてた。
ソレを見ていたら私も泣けてきた。
堪えていたけどダメで。。。合唱では一つも歌えなかった。
退場であなたの姿を最後まで見ていた。
あなたが泣いていた。
綺麗な目から涙を流していた。
あの姿は今でも忘れられない。。。
本当に最後の見送りで、私はあなたのところに駆け寄った。
私はあなたに最後の手紙を渡した。

そして、あなたはその場で第２ボタンをはずして、私の手のひらに乗せた。

手紙には、あなたを好きに良かった。と書いた。ありがとう。って。。。

３月２５日。
春休みに入って、私と友達と、あなたとあなたの友達とで
サクランボ公園で遊んだ。
なぜだかあなたは私をお姫様だっこした。
恥ずかしくて、嬉しくて。。。
抱きしめられたり。。。男の人に抱きしめられたなんて初めてで。
なんだか訳の分からない感じだった。
でもその日から連絡が途絶えた。

そして私の恋は永遠の片思いとして終わった。
私は今でもあなたのことが好き。大好きなのです。
でもその想いは、思い出として、
私の心の奥底に眠っているのです。
私はこれからもずっとあなたを想って生きていくでしょう。

だからもしかしたら、
私が死ぬ前に、もう一度あなたに会いたいと想ってしまうかもしれない。。。

会えることを信じて。。。


いつもあなたを見ていたＡより

このメッセージはあなたのことを忘れられないあの人が書いたものかも知れません。
返事を書いてみませんか。

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