05/04/11 福島のN君へ

出会いは中学生、2年間一緒のクラスでしたね。
あの頃のあなたはバレー部に所属していて、時々あなたのユニホーム姿を見かけまし
た。
当時”初恋”という曲がよく街中から流れていました。
その曲を自分と重ねては、口ずさんでいました。
あなたを思うと胸が締め付けられて、とても切ない日々を送っていました。

そんなあなたと、まさかお付き合いが出来るだなんて、夢にも思いませんでした。
卒業して数年後、あなたは青森の大学生になっていました。
そんなこととは知らず、私はあなたの実家へ手紙を出しました。
あなたのことが忘れられなかったから・・・。
手紙はあなたの元へご両親が届けてくださいましたね。
そしてあなたは私の気持ちを受け入れてくれました。
とてもうれしかったです。
ずっとずっと忘れられなかったあなたの恋人になれたんですもの。
あの頃の日々が、今でも私の心の中で輝いています。
いろいろな所に一緒に行きましたね。
遊園地・ドライブ・公園・・・・・。
そしていろいろな時間を一緒に過ごしましたね。
クリスマスイブ、お正月・成人式・・・・。
今でもあの情景が昨日のことのように思い出されます。

遠距離恋愛でしたが、あの時心は繋がっていましたよね。
それなのに私は・・・・・・。
ずっとずっと心が痛みます。
あなたの気持ちを踏みにじるようなことをして!
正常な判断が出来なくなっていました。
生きていたくない、そうまで思っていました。
そんな時でもあなたは私を元気付けてくれましたね。
いろいろな本を私に贈ってくれましたね。
それなのに、私はあなたを選びませんでした。
それは多分、あなたにこれ以上迷惑をかけたくなかったから・・・。
ずっとずっとそばにいたかった。
あなたと人生を共にしたかった。
けれど、あなたを好きだからこそ、私はあなたを選びませんでした。
ゴメンナサイ。
結局私はあの時の人と結婚しましたが、上手く行かず数年で離婚しました。


N君は二人の娘さんのパパなんですってね。
友達がそう教えてくれました。
幸せそうで何よりです。
あなたともう二度と逢うことは出来ないでしょうが、幸せをずっと祈り続けていま
す。
あなたのことは一生忘れられないでしょう・・・・。

本当はあなたに逢って、あの頃のことを謝りたかった。
逢えなくても直接謝りたい。
でもご自宅の方には電話するのは気が引けます。
今でもあなたの家の電話番号覚えているんですよ。
笑っちゃいますね、私には二度と必要のない番号なのに。
もし、このメッセージを見てくださったら返事をください。
この場所にあなたが訪れてくれるのを待ってます。
     みき


このメッセージはあなたのことを忘れられないあの人が書いたものかも知れません。
返事を書いてみませんか。

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